スタッドレスタイヤを夏場もずっと使用することはできるのですか?もし、「スタッドレスタイヤ」を夏場も履いていた場合には危険性はあるの?何か問題はあるのか教えてほしいという質問って結構多いんですよね。雪が降る地域と降らない地域では、スタッドレスタイヤの認識も随分違うようです。今回は「スタッドレスタイヤ」と「夏タイヤ」の違いなどについて見てみましょう。
寒い寒いと言っていたら、いつのまにやら、もう4月です。
さずがに、まだスタッドレスタイヤを履いている人は少ないでしょうが、よくいただく質問として、
「スタッドレスタイヤを夏場もずっと履き続けていたら、危険性はあるの?」
「何か問題はあるの?」
という疑問を持っている人も少なくないようです。
そこで今回は、スタッドレスタイヤについての基礎知識を掲載してみたいと思います。
まずは、タイヤの種類についてです。
知っておきたいタイヤの種類
一般的な車のタイヤにはどんな種類があるのか・・・
◆夏タイヤ
これは、いわゆる「普通のタイヤ」ですね。
新車で車を買った時に、最初から付いているタイヤのことです。
厳密に言うと、夏タイヤの中にも様々な種類があるのですが、今回は「普通の時に履いているタイヤ」という認識程度にしておきましょう。
◆スタッドレスタイヤ
これは、主に「雪道で履くタイヤ」という認識でよいと思います。
スタッドレスタイヤの特徴は?
◆夏タイヤに比べて雪道では滑りにくいという特性があります。
ただし・・・
滑りにくいというのは、「雪の上や凍った路面で滑りにくい」という特性です。
雨にぬれた路面でスリップしにくいというのとは別物です。
◆ゴムが柔らかいんです。
雪道や凍った路面にしっかりグリップして、ガッチリ路面をとらえなければならないので、ゴムは柔らかく作られています。
◆溝のパターンが夏タイヤとは違う
タイヤの溝って何のためにあるか知っていますか?
雨の日など。ぬれた路面を走る場合、道路(路面)とタイヤとの間に、水の膜ができてしまうんですね。
そうすると、ブレーキをかけた時などに雨水によってタイヤが滑ってしまって、上手く止まることができない状態になってしまうんです。
それを防止するために、タイヤに溝を作って雨水を排水しているんですね。
そう!
タイヤの溝は、排水用なんですよ!
一方、スタッドレスタイヤの溝は、解けた雪や氷の水を排水する役割と同時に、カチカチに凍った路面や雪道をしっかりとつかむ役割もしているんです。
虎や猫が爪で地面をしっかりとらえて走ったりするイメージですね。
だから、夏タイヤとスタッドレスタイヤでは、溝のパターン(形状)が違うんですよ。
スタッドレスタイヤを夏場も履いているのはダメなの?
では、本題です・・・
スタッドレスタイヤをは、夏場履いていてもいいです。
罰に罰金などはありません。 (*_*)
しかし、「夏場の路面には、スタッドレスタイヤは不向きだ!」
ということも覚えておいてください。
理由としては・・・
◆ゴムがやわらかいから
ゴムが柔らかいと、カーブを曲がるときなどの「グリップ力」が低くなります。
簡単に言うと・・・
同じカーブを曲がるのに、夏タイヤなら、時速30kmで曲がっても大丈夫なのに、スタッドレスタイヤは、時速20kmでしか曲がれない。
もし、30kmでカーブに進入してしまったら、曲がりきれずにスリップしてしまうでしょう。
そういった特性を理解して運転していないと危険です。
夏タイヤと同じように運転していると、スリップして・・・ (>_<)
そして、ゴムが柔らかい分、夏タイヤよりもタイヤの減りが早いです。
◆溝のパターンが違う
スタッドレスタイヤの溝は、雪面を捉える役割を持った形状をしています。
その分だけ、夏タイヤよりも雨水を排水する性能が低いんです。
こちらも、スリップの時と同じことですね。
雨の日に、夏タイヤと同じ感覚でスピードを出していると、スリップして・・・ (>_<)
この現象を「ハイドロプレーニング現象」と言います。
私も体験がありますが、「ハイドロプレーニング現象」になるとすごく怖いです。
ハンドルを切っても車は真っ直ぐに進み続けますし、ブレーキを踏んでも止まらないという状態になってしまいます。
マジで命の危険を感じますよ! (+_+)
夏場のスタッドレスタイヤは、すごく性能が低いタイヤなんだよ!
という認識をすることが重要ですね。
仮に、夏場もスタッドレスタイヤを履き続けるのなら、これらの危険性を充分認識しておかなければならないということです。
しかし・・・
危険性を認識している人は、夏場もスタッドレスタイヤをはいたりはしないでしょうけどね・・・ (^_^;)
